2024年も残すところあとわずか。私たちの日常がどのように変化してきたかを振り返る季節となりました。今年は、外国人と日本社会に関連したニュースが多い1年だったように感じます。コロナ禍が明け、多くの観光客が日本を訪れると同時に、国際的なイベントやビジネスの再開により、異文化交流が活発化しました。Story Agencyも、この変化の中で多くの企業に外国人インターン受け入れのサポートを提供し、企業と海外学生や社会人をつなぐ架け橋としての役割を果たしてきました。今年の出来事を振り返りつつ、国境を超えた繋がりがもたらした価値に目を向けたいと思います。
ここ数年で多くの企業が外国人材の新たな価値に気づき、行動を起こし始めています。外国人材は労働力のみならず、企業の海外展開やインバウンドビジネス、新規事業において企業の成長を後押しする存在となっています。Story Agencyを通じて外国人インターンを受け入れたIT企業では、グローバル市場向けの製品開発に参加してもらい、フィードバックやアイデア提案などを行い、開発スピードの向上に貢献しました。また、日本の文化や働き方を学びながら活躍するインターンの姿は、社員にも良い刺激を与え、多様性の重要性に気づくきっかけとなり、企業の採用の幅を広げることにもつながっています。
外国人観光客や従業員が増える中で、地域社会の風景も徐々に変わりつつあります。ある観光地では、外国語案内を改善するプロジェクトに外国人インターンが参加し、観光客の満足度向上に取り組みました。しかし、同時に多文化共生の課題も浮き彫りに。訪日外客数が1964年の統計開始以来、過去最高を記録した今年は、特に文化や言語の違いを克服する取り組みが求められ、日本人と外国人の双方からさまざまな改善点が挙げられています。メディアの情報や直接企業、外国人インターンと関わる中で、日本の良さを守りつつ、時には時代に合った柔軟性も重要だと感じる部分もあります。こうした課題や現象へのフィードバックこそが、より良い未来を築くための第一歩となると思っています。
2024年、Story Agencyはこれまで以上に多くの外国人インターンと企業を結びつけてきました。今年サポートしたインターンは、IT・通信、ロボット、デザイン、Eコマース、小売、ホスピタリティ、教育などさまざまな業界で活躍し、企業に貢献してきました。また、インターン向けに定期的なオリエンテーションの実施や文化・言語プログラムのサポートを通じて、インターンと企業の間に信頼関係を築きました。この活動は、わたしたちの「企業の発展を支え、世界で通用する日本社会を実現する」という目標に向けた重要な一歩です。
今年は、企業や地域での外国人との関わりについて可能性と課題を再認識した年でした。来年も政府の取り組みや新たな制度の動向に注目していきます。Story Agencyは、引き続き外国人と日本をつなぐ架け橋として活動を続けていきます!2025年はさらに多くの挑戦が待っていますが、企業と海外インターンと共に成長し、新しい価値を生み出していくことを楽しみにしています!