初めての外国人インターンシップ導入ガイド|まず何を始めるべき?

Written by
Story Agency編集部
Published on
October 14, 2025

外国人インターンシップの導入は、海外の学生に自社の魅力や仕事のやりがいを伝えるだけでなく、海外の視点やアイデアに触れ、社員やチームに新たな気づきをもたらす貴重な機会です。しかし、初めて外国人インターンを受け入れる企業にとっては、候補者選定や業務体験の設計、生活面のサポートなど、不安に感じることも少なくありません。そこで本コラムでは、外国人インターンシップを導入するための基本的なステップと注意点を整理し、Story Agencyの取り組みを交えてご紹介していきます。

|外国人インターンシップ導入の基本ステップ

外国人インターンの受け入れは、以下の基本的な4つのステップで進めるとスムーズです。

  1. 企業側の準備:受け入れ目的と体験内容を整理
  2. 候補者選定とマッチング:体験内容と外国人インターンの学びたい内容の照らし合わせ
  3. 生活・体験サポートの準備:外国人インターンが安心して学びに取り組める環境を整備
  4. 導入後のフォロー:体験内容の確認や学びの整理

順序を押さえることで、初めての企業でも外国人インターンにとって有意義な学びの場を提供しつつ、企業側の負担も最小限に抑えられます。

|ステップ1:受け入れ目的と業務体験内容の整理

期待する学びの明確化

外国人インターンを受け入れる際の第一歩は、受け入れ目的と体験内容を明確にすることです。

  • インターンに体験してもらう業務範囲を整理
  • 短期・中期で達成したい学習目標を設定
  • 社員に「インターンシップは教育・学習目的の存在」と周知

まずは、外国人インターンにどの業務を体験してもらうかを整理し、短期・中期で達成したい学習目標を設定します。体験目標は、インターンの学びの獲得にも焦点を当てることがポイントです。例えば、企画提案の方法を理解する、デザインツールの使い方を習得する、海外市場調査の手法を学ぶといった目標を想定します。

社内の体制づくり

  • インターンシップの担当者を決め、体験内容や学習ポイントを共有
  • 社内ガイドラインを作り、質問対応や進捗確認のフローを設定

Story Agencyの取り組み

Story Agencyでは、必要に応じて企業と連携しながら受け入れ目的や体験内容を整理することで、インターンの学びの最大化や企業にも新たな気づきや発見の機会を生み出すサポートを行っています。単なる「業務体験」ではなく、「学びの仕組みをつくる」ことで、企業とインターン双方にとって価値あるプログラムを構築しています。

|ステップ2:候補者の選定とマッチング

外国人インターンを受け入れる際には、企業のプロジェクトやインターンシップの目的に合った候補者を選ぶことが重要です。単にスキルや学歴だけでなく、学習意欲や文化的背景、価値観も加味して選ぶことで、体験の質を高めることができます。

選定のポイント

  • 候補者情報の確認
    学歴・専攻・ポートフォリオなどから提供が可能な体験内容があるかを把握
  • 企業のプロジェクトやチームに適した候補者かを見極める
    学習意欲や取り組み姿勢、スキルだけでなく、企業のプロジェクト内容や文化にマッチするかなどを判断
  • 文化・価値観・意欲も加味
    企業文化やチームとの相性を考慮

事前打ち合わせ・体験内容の確認

  • 候補者が「何を学びたいか」「どんな経験を積みたいか」をヒアリング
  • プロジェクト内容や社内文化に沿った体験が可能か確認
  • 初めての企業でも安心して受け入れできるよう、体験内容やスケジュールをすり合わせ

Story Agencyの取り組み

Story Agencyでは、主に欧米の学生と企業のマッチングを行っています。事前に企業からインターンのイメージや体験内容を伺い、学生の学習希望に沿った候補者を選定しています。

|ステップ3:生活面・体験サポートの準備

外国人インターンが学びに集中できるよう、生活面やインターンシップ中のサポート体制も事前に整えておくことが大切です。

生活面のサポート

  • 滞在先の案内、保険の加入、緊急連絡先の提供
  • 地域の交通や生活情報も共有し、安心して体験に臨める環境を整備

Story Agencyの取り組み

外国人インターンには、来日の手続きや滞在先の決定だけでなく、生活面やオリエンテーションのサポートも提供し、安心してインターンシップに取り組める環境を整えています。そのため、企業の担当者は来日にかかる手間や時間をStory Agencyに任せられ、受け入れ準備に集中することができます。

|ステップ4:導入後のフォロー

体験の質を高めるには、定期的な振り返りや学びの共有も欠かせません。

  • 定期的な体験確認
    インターンが学んだことや課題を整理し、企業も進捗を把握

  • 学びの共有
    振り返りシートや成果発表の場を設置し、社員と知識や気づきを共有
    (企業は、インターンシップ終了後にフィードバックを実施)

  • 小規模体験プロジェクトで試験導入
    小規模の体験プロジェクトでまず試し、学びの確認や進め方を調整

Story Agencyの取り組み

プロジェクト終了後の振り返りや学びの共有のやりとりをサポートすることで、企業とインターンの負担を減らす取り組みを行っています。企業側にとっても、インターンの学びや気づきを社内に取り入れることで、新しい視点やアイデアを獲得でき、社員の成長やチームの活性化にもつながります。

|注意点:初めて導入する企業が気をつけたいこと

  • 期待値のすり合わせ:インターンシップはあくまで学び・体験の機会であり、社員と同じ成果を求めるものではありません。この前提を社内に共有することで、インターンが安心して学べる環境を作れると同時に、企業側も自社の魅力の再発見や新しい視点やアイデアを社内に取り入れやすくなります。

  • コミュニケーションの工夫:言語や文化の違いによる誤解を防ぐため、質問やフィードバックの機会をこまめに設置

  • 安全・安心の確保:生活面や体験で困ったことがあれば相談できる窓口を設置

|外国人インターンシップで広がる可能性

インターンシップは、学生が自身の能力や専攻、関心分野、将来のキャリアに関連する仕事を体験する活動です。初めて導入する企業でも、注意点を押さえ、生活面や体験面のサポート体制を整えることで安心して受け入れられます。さらに、Story Agencyのサポートを活用すれば、主に欧米のインターン候補者とのマッチングから来日の手続き、滞在先の案内やインターンシップ中や生活面の相談まで幅広くフォロー可能です。外国人インターンシップは、企業が自社の魅力を伝えるだけでなく、新しい視点やアイデアを取り入れ、社員の成長や国際的ネットワークの広がりといった、未来につながる価値を生み出す有効な取り組みとなっています。

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